文字書きしりとり
1年前のことです。
お家ではお母さんが日本語を話されていたようですが、現地の言葉がとても多い環境にいらっしゃいました。
日本語でのお母さんの話しかけに現地の言葉で返すというご様子だったようです。
本格的なレッスンが始まったのは2020年の7月から。
週に2回、30分ほどの頻度です。
レッスンではひらがな、カタカナの学習を終えて、今は定着させるために書き取りクイズをしています。
クイズとは名ばかりで(笑)日本で言うと小テストでしょうか?
(詳細はこちらを読まれてください→カラフル日記)
ひらがな、カタカナの読みもほとんど間違えずにできるようになっています。
そして
今は、ひらがなだけでなくカタカナの書き取りもこれだけ書けるようになりました!
昨日はひな祭りでした。
きのうの「う」も書けました!(私はごく自然な発音をするようにしています。)
カタカナの書ける文字もググっと増えました!!
お家の方からコメントを頂きました。
「カタカナも書き取りでほとんどの文字を書けていて驚きました!家で書く練習は宿題以外にはとくにはしてないのでなおさらびっくりです。家で簡単に楽しみつつ書くことが何かできないか考えようかと思います。
頻度が多いと嫌がるかなと思うので、週に一度くらいの低頻度で何かできたら一番いいのかなと考え中です。
助数詞も言えるようになってきてるし、明日や昨日なども言えるようになってきてますね。週2の授業だけで本当によく頑張って習得してるなーと感心です。」
前述しましたが
1年前は日本語が分かっても話されていなかったお子さんです。
「日本語を使ってみようとすることがかなり少なかった。」とお家の方は話されていました。
レッスンは開始した当初から日本語だけですが
(私は彼の第一言語は分からないので)
今では
・勉強が分かった
・簡単だった
・トイレに行きたい
など
どんどん自分の意思を日本語で伝えてくれるようになりました!!
最後に
お家での活動に関してですが、私は「文字書きしりとり」をおすすめします♪
文章を書くのが目的ではないので、簡単に書けて楽しいアクティビティとして最適です。ホワイトボードでささっと書けるとより楽しく活動できます。
横にひらがな・カタカナ表を置き、能力によって見ながら書いても良いでしょう。こちらのお子さんの場合は、書いた後(もしくはゲームが終わった後)に間違った文字は無いかな?と「間違い探し」として点検なさってください。
お子さんが間違えた文字を見つけるのは難しいかもしれません。その場合は、お家の方はお子さんが見つけやすいように、この辺にあるよとヒントを出すだけで
決して答えを言ってはいけませんよ!
もう一つ大事なのは、間違えた文字を練習する場合は1つか2つのみ。お家ですると、やはり甘えが出て素直に学べなくなってしまうのは当然です。子どもさん自身が、自分のために学ぶのです。お家の方の想いを受けやすいお子さんは、これを混同してしまい、日本(語)嫌いにつながる恐れが出ます。(いつの間にか、お家の方のために日本語を勉強することになってしまい、意欲を失ってしまいます。)
だから、間違えがある文字の中でどれを直したいかをお子さんが決める。1つでも良いんです。
お子さんが自分で決めることが大事です。
文字書きしりとりの活動ができるということは言葉を知り、その言葉の音と文字が一致して書けるようになったということ。これをぜひぜひ認められてくださいね❤
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