助詞を探そう!
助詞に気づくことで
より自然な日本語を身に付けることができると
前回の記事に書きました。
前回は3つのステップとして
1)助詞に気づかせる
2)助詞を見つける
3)助詞を埋める
を挙げました。
今回は
1)助詞に気づかせる
について説明します。
みなさんは
分かち書きという言葉を知っていますか?
「文章において語の区切りに空白を挟んで記述する」ことです。
(こちらを引用しました。)
私も、最近まで知りませんでした。
でも、みなさんも私も
実は小さい頃から目にはしています!
分かりやすいように例文を出しますね。
あ) 昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
い) 昔々 あるところに おじいさんと おばあさんが 住んでいました。
い)の文が分かち書きで書かれています。
こちらは読みやすいですよね。
ただし、
私がお伝えしたい「気づく」はこれでは足りません。
いー1) 昔々 あるところ に おじいさん と おばあさん が 住んでいました。
これで言葉と言葉の間に助詞があることが観て分かりやすくなります。
ここまで書かれているもの教材はないかもしれません。
(ちなみに、国語の教科書も1年生の文は分かち書きで書かれていますが
例文のい)の形式です。)
ですから、助詞があることに気づかせるときだけ
いー1)のような形でプリントを作成されるだけで
子どもは分かりやすくなります。
2)助詞を見つける
これは、簡単です。
お家にある国語の教科書や本にある文章から
助詞を見つける。
できたら丸で囲むと良いのですが
「ご本に〇を書くのは…」ということもあるでしょう。
お家でできる方法で良いと思います。
助詞は、たくさんあり
役割もちがいます。
それを厳密に区分するのは大変なので
まずは
て、に、を、は、へ、が
を見つけることを1つの目安になさってください。
これらの助詞を1度に見つけるのではなく
1つずつ順番にされると良いと思います。
目安と言いながら6つも挙げているので
このなかでも厳選すると
を、は、へ
を優先されると良いでしょう。
なぜかというと
をーお
はーわ
へーえ
この3つは、ご存じの通り
発音が変わったり、他の文字と同じだったりして
混乱しやすいものだからです。
必ず、学習者に訊かれる日本語7不思議の1つですよね。
(他の6つを私は考えたことがないのですが、、、笑)
なぜ、こんな表記をするのでしょうか。
これは「くっつき言葉」といって
言葉と言葉をくっつける言葉だからです。
って、もっともらしいことを書いていますが
助詞ってそういうものなんですけどね!(笑)
ただ、作文で「を」なのか「お」なのか分からなくなったら
・言葉の一部なのか
・言葉を繋げるものなのか
このちがいが分かるようになると
すんなり書けるようになります。
さて、それ以外の言葉についてですが
て、
に、
、
、
、
がこれらの助詞を選んだことにも理由があります。
もともと「てにをは」と言って助詞を表す言葉でもあります。
(こちらを参照にしました。)
「いつ、どこで、だれが、何をした。」の
(英語の5W1Hの一部ですね!)
いつーに
どこーで(て)
だれーが
(なにーが)
と日常で必ずといっていいほど使われる
基礎的なものだからです。
これをマスターしたら
より自然な日本語を習得できます!!
ですから
これらの助詞を教科書などで見つけていく。
全部を1回でというのは
どんな場合に何の助詞を使うか混乱するので
『今日は「て」を見つけよう!』
みたいに、1つだけ決めて見つけていく。
そして、
言葉と言葉を繋げている助詞なのか
言葉の中に「て」があるのか、区別する。
また
「て」は赤色
「に」は青色
など、文字によって色を変えると視覚的効果がさらにアップすることでしょう。
お子さんの好きな色を使うと
更に習得しやすくなることでしょう ^^
3)助詞を埋める
こちらは、カラアカの教材を使って頂くのが1番のおすすめですが(笑)
色んな教材があるので
お手に取りやすいものを使われたら良いと思います。
教材によっては
ここで取り上げなかった助詞も学べるかもしれません。
助詞はたくさんありますから
どんどん広げていってくださいね。
🌈みなさんの日本語学習もカラフルでありますように ^^
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